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柏葉幸子さんがジャカルタ、マカッサル(インドネシア)でトークイベントや様々な交流事業に参加します。

#ジャカルタ日本文化センター#作家イベント

JF(国際交流基金)は、令和7年(2025年)2月15日~23日、児童文学作家の柏葉幸子さんにインドネシアにご渡航いただき、ジャカルタとマカッサル2都市で、児童書関係者、出版関係者とのトークイベントや日本語を学ぶ中等教育機関の生徒たちとの交流事業を行います。

 

柏葉さんの著書『帰命寺横丁の夏』(講談社)のインドネシア語版Temple Alley Summer—Musim Panas di Gang Kuil Kimyo(アンドリー・セティアワン訳、BACA出版)が、2024年7月に出版されました(2024年度国際交流基金翻訳出版助成)。柏葉さんは、今回のインドネシア滞在中、『帰命寺横丁の夏』をテーマとしたトークイベントや、日本語を学ぶインドネシアの中高生たち、そして日本人学校の生徒たちとの交流事業に参加します。

柏葉幸子さんの写真

国際交流基金の海外拠点のひとつ、ジャカルタ日本文化センターでは、『帰命寺横丁の夏』インドネシア語版の出版の機会を捉え、インドネシアの中学生・高校生を対象とした、インスタグラムを使ったブックレビューコンテスト*を実施しました。コンテストには、日本語パートナーズ【日本語パートナーズ | 国際交流基金 – 次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-】派遣先校をはじめとするインドネシア全土の中学・高校で学ぶ生徒たちから217件もの応募があり、大きな盛り上がりを見せました。

ジャカルタ滞在中の柏葉さんをお迎えして、コンテストの表彰式も行われる予定です。

 

講演や滞在の様子などは後日お知らせします。なお、本事業の実施にあたっては、株式会社講談社にご協力頂きました。

 

*Instagramで「#kombalasjf2024」を検索すると、コンテストに参加した生徒たちのブックレビューを御覧いただけます。

表紙の画像

インドネシアでの主なイベント

◇翻訳者ワークショップ(ジャカルタ)

登壇者:柏葉幸子(児童文学作家)、リザル・イワン(Rizal Iwan/児童文学作家、翻訳者、俳優)

モデレータ:アスリ・プラティウィ・ウランダリ(Asri Pratiwi Wulandari/日本語翻訳者)

概要:国際交流基金ジャカルタ日本文化センターは、若手の翻訳者向けのワークショップを当地の文芸関係団体と共催で実施しています。そのワークショップ2日目の特別イベントとして、柏葉さんをお迎えし、インドネシアで人気のある児童文学作家であるRizal Iwan氏と、児童文学作品の中でも、特にミステリーやファンタジー作品の創作について対談します。

 

◇『帰命寺横丁の夏』中高生ブックレビューコンテスト表彰式(ジャカルタ)

概要:2024年12月に実施し、インドネシア全土から103校合計217名が参加した『帰命寺横丁の夏』ブックレビューコンテストの表彰式を行います。個人部門とグループ部門それぞれで優秀作品3作品が表彰されます。審査には柏葉さんにもご協力頂きました。

 

◇『帰命寺横丁の夏』トークイベント(マカッサル)

スピーカー:柏葉幸子

ブックレビューアー:ハルニタ・ラーマン(Harnita Rahman/書店・ギャラリー「ケダイ・ブク・ジェニー」ディレクター)

モデレータ:アンディ・バタラ アル・イスラ(Andi Batara Al Isra/ハサヌディン大学人類学科講師、アントロポス・インドネシア財団研究者)

概要:スラウェシ島にある東部インドネシア最大都市マカッサルで毎年5月に行われるマカッサル国際作家フェスティバルのプレイベントとして、『帰命寺横丁の夏』読者(大学生)や日本文学に関心の高い日本学科の学生を対象に、トークイベントを行います。

 

◇公開パネルディスカッション(マカッサル)

スピーカー:柏葉幸子、ファイサル・オッダン(Faisal Oddang/詩人、小説家)

モデレータ:エリカ・ラクマ・アプリリア(Erika Rachma Aprilia/コミュニティ図書館「カタケルジャ」司書)

概要:マカッサルが位置するスラウェシ島のワジョ生まれの詩人・小説家であるファイサル・オッダンさんと柏葉さんをパネリストとして、パネルディスカッション形式のトークイベントを実施します。主に、地方の伝承や文化が作品にどのような影響を与えているか、今の若者に地方文化の伝承をしていくうえで、文学作品はどのような役割を果たせるかといった、地方や地域に焦点をあてた論点で、対談します。